2015年3月22日日曜日

3/19「第一回いすみオルタナティブ教育勉強会」

3月19日、この日は森のようちえんの活動日ではないのですが、「第一回 いすみオルタナティブ教育勉強会&ランチ交流会」という、これからの教育のお話を聞ける 機会があったので、森のようちえんにも通ずるものがあると思い、シェアしたいと思います。
第一回となる今回は、ホームエデュケーションで3人の男の子を育てた、オーガニックジャーナリストの吉度ひをりさんがお話をしてくださいました。
当初予定していた場所が変更になるほど、たくさんの人が興味を持って参加していて、皆さんとても真剣にお話を聞いているのが印象的でした。
ひをりさんは、元はバリバリのキャリアウーマンだったそうで、長男を出産し、その長男が重度のアトピーだった事がきっかけで、自然育児や、自然療法、マクロビオティックなどに出会ったそうです。
そして、子供が成長するにつれ、教育というもについて考えるようになったそうです。
ご自身の受験や勉強をしてきた日々の経験や、学歴社会を目指す教育のやり方に疑問を持ち、自分の子には勉強だけの日々をさせたくないと思ってたところ、当時の「自然育児友の会」の会報にシュタイナー教育の事を綴った連載があり、たまたま読んだ記事に『記憶に訴えない、感性に訴える教育』という言葉に感銘を受け、またその頃、相以象のカタカムナ文明(縄文時代よりさらに古い超古代文明)の影響もあり、子供は自然の中で育つんだという事に気づき、自然食やマクロビオティック仲間と共に、自主保育を始めることになったそうです。
それからは、子供たちと自然の中で遊んで過ごす日が続いたのですが、長男が小学1年生になる頃、また義務教育という壁にぶつかりました。
そもそも、義務教育は子供が学校に行かなきゃいけないという義務ではなく、子供は教育を受ける権利があり、親はその教育を受けさせる義務があるという事なのだそうです。
なので、子供が学校に行きたくないと行ったら、子供の意思を尊重させ学校に行かなくても法律違反にはなりません。
ひをりさんの長男は、小学校1年の1か月だけ通ったそうです。
しかし、学校のやり方、先生の考え方に共感することなく、長男の意思でホームエデュケーションが始まりました。
そして、やっていくうちに仲間が増え、どんどん同じような人と繋がっていったそうです。
ホームエデュケーションは、各家庭で勉強を教える方、ホームエデュケーションを全国でしている先生に教わったりも出来ますし、ひをりさんは何にも教えないやり方をしたそうです。
しかし、学校でも、家庭でも勉強という事をやってなくても、3人とも自然と文字を覚え、今は一芸、二芸に秀でていて、それぞれご活躍なさっている。
3男さんは、中学2年生から学校に行くことを選びました。それまでは文字も何も教えてなく、親せきの方が教えたカタカナの名前のみ書けたそうです。
しかし、たった半年で学校についていけるようになりました。数学、物理が大好きで、今も大学でフリーエネルギーについて勉強してるそう。
私たちが普段、勉強しないと社会でやっていけないんじゃないかという不安なんて、なんの問題でもないという事が分かるようなお話です。
今は早期幼児教育なども流行っていて、小さい頃からピラミッド型の社会を目指す教育をしています。
皆仲良く、同じにして、右へならえの教育をしていく中で、少しでもそこからはみ出していく子を落ちこぼれや障害のレッテルを貼り、個性も何もない教育に不安や疑問を持ち、人知れず悩んでいる人がたくさんいると思います。
今回参加して下さった方々からも色々な意見や質問があり、元教員や学童保育をしてる方、自分の子供のこれから通う学校のことなど、今ある学校だけじゃない、色々な教育の形があり、自分たちで選んでいけるんだという選択があるということに皆さん気づいて励まされたようでした。
ランチ交流会でも、ひをりさんを囲みながら、たくさんのためになる話を聞けました。
その中で出た重要な話、「叱らない子育て」ということ。
ホームエデュケーションをする中で、とても肝となるんじゃないかと思いました。
この辺りは、またゆっくりお話しをうかがえる機会があればと思いますが、近くに東京でお話会があるようなので気になる方は行ってみるのもいいですね!
昨今の情報がたくさんある中、情報に振り回されず、周りに惑わされず、自分でどうしていくかを選ぶには、やっぱり自分の軸がしっかりないといけないなと思いました。
根の如く枝葉は茂っていくように、まずは根の部分をしっかり育てていきたいです。
natsu♪




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